山口430D-Starレピーターは2024/2/10をもちまして停波・閉局しました。
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山口430D-Starレピーターの立ち上げと取組

JF4CAK 植野伸一

D-Star発表資料
ハムの集い当日に使用したPowerPointのスライドです。
D-Star発表資料.pdf
PDFファイル 3.6 MB

以下、当日使用したPowerpointのスライドをレイアウトし直したものです。

1. 山口430D-Starレピーターを立ち上げた理由

  • 現代にマッチしたモード(D-Star)への取組を推進
    デジタルモードによる⾳声以外の情報(メッセージ、GPS情報など)を付加した通信や、インターネットを介した遠距離通信へのチャレンジ。
  • ローカルコミュニケーションの推進
    D-Starレピータをアマチュア局のご縁を取り持つためのコミュニケーションを充実させる⼿段の⼀つとして位置付け、レピーターのサービスエリア内の交流を推進。
  • ⼩設備でQRVしても楽しめる環境の整備
    D-Star対応無線機でローカルはもとより⽇本全国との交信が可能となる。
    「⽐較的安価な無線機やアンテナの簡単な設備」で楽しむための環境の整備。
    <若い⽅>ハムを始めるためのハードル(費⽤、アンテナ設営)を下げる。主に⾶ばないことによる「飽き」防⽌。
    <⾼齢の⽅>⼤規模な設備の縮⼩と遠距離交信を両⽴することでハムライフを継続するための選択肢を提供。

1-1 現代にマッチしたモード(D-Star DVモード)とは

D-Star DVモードの特徴

D-Star DVモードの豊富な情報量の通信により楽しさも倍増します

1-2 D-Star DV モードのしくみ

D-Star DVモードは、⾳声とデータを同時に送信できる狭帯域デジタル通信

コールサイン情報を元に管理サーバがインターネット経路制御を⾏うことにより、インターネットを介した通信が可能となりました。

1-3 D-Star DV モードの通信経路の種類

430MHzの⾒通し距離の「直接通信」の他に、下図の「⼭掛け通信」、インターネットを介した「GW通信」が可能です。

1-4 D-Star レピーター設置状況

 

D-STAR のレピータは、国内だけで約250 あります。

北は北海道から南は沖縄まで、ほぼ⽇本全国をカバー。

2022年10⽉12⽇現在

1エリア66

2エリア41

3エリア40

4エリア12

(⼭⼝県5

岩国、柳井、周南、防府、⼭⼝)

5エリア18

6エリア18

7エリア22

8エリア9

9エリア10 

0エリア12

2. D-Starレピーターの運用状況

  • JP4YEG ホームページの⽴ち上げにより情報を共有D-Starレピーターに関わる様々な情報や、定期的に⾏われるファームウェア更新、レピーターリストの更新など、解説付きで随時公開。
  • 「⼭⼝ゆめ回廊博覧会」記念局8J4YUME をレピーターで6か⽉運⽤
    全国200か所以上あるD-Starレピーターの呼び周りを2巡。
  • 全国から「エリア指定CQ」が⼀⽇数回程度ある
    全国から⼭⼝430D-Starレピーターにアクセスがあります。
  • 本年中旬より設置場所変更などを検討。
    レピーター開局から1年以上経過し、様々な課題を役員を中⼼に定期的に協議を⾏っています。
    現設置場所の所有権変更などによるレピーター設置場所移転問題があるため、レピーターへのアクセス改善を含め、次期設置場所について早急に決めるべく検討中です。

2-1 JP4YEG ホームページについて

2-2 D-Starレピーターによる全国通信

D-STAR のレピータは、国内だけで約250あります。

北は北海道から南は沖縄まで、ほぼ⽇本全国をカバー。

インターネットを介したGW(ゲートウェイ)越え交信が可能。

  • ⼭⼝430D-Starレピーターから全国へ記念局、個⼈局などから、全国のDStarレピーターから⼀つ選びCQ発報。
  • 国から⼭⼝430D-Starレピーターへ全国のアマチュア局から、⼭⼝DStarレピーターに対してCQ発報。

2-3 D-Starレピーターの楽しみ⽅事例
最寄りのD-Starレピーターで、運⽤に慣れていれば、

  • 旅先でD-Starレピータの利⽤して旅⾏先のアマチュア局との交信
  • 旅先から地元の局とインターネットを介したGW 越え交信。
  • 旅先で知り合った局と、帰着後にインターネットを介したGW 越え交信。
  • ハンディ機のGPS情報の⾃動記録で旅の⾏程を確認。

など楽しみが広がります。

最寄りにD-Starレピーターがあれば、ハンディ機⼀台でも楽しめます。

2-4 D-Starレピーター設備について 

2-5 組織の運営

 「⼭⼝430D-Starレピーター管理団体」を設⽴し運営。

 会議体

  • 年1回の総会と随時開催の役員会で運営。

役員会の活動内容

  • D-Starレピーターの⽴ち上げ時、
    ICOM様に講師を依頼し勉強会を実施。
  • 機器の維持管理。停電、ネットワーク障害などへの対応。
  • ホームページへの情報公開・共有
  • 継続的なレピーター利⽤のための組織財産管理
    (ネットワーク費⽤などの⾒積もり、将来費⽤の予算化)
  • 利⽤者の利便性向上に向けた調査・研究・改善。
  • 現設置場所の所有権変更などによる設置場所移転問題への対策検討。

3. 今後の課題について

  • D-Starレピーターへのアクセスの伸び悩み
    開設当初は興味を持ってアクセスされていた⽅も、その回数や頻度が減少気味。全国的な現象ですが、アクティブな局は限られます。
  • レピーター運⽤維持のためのランニングコストの捻出
    インターネット回線を利⽤するため、その契約が必要。電気代と合わせて、9万円/年の維持管理料が発⽣。持続可能なレピーターとして、これらの経費の捻出が⼤きな課題。
  • ネットワーク(県内)の構築
    ⼭⼝県には5つのレピーターが設置されており中国地⽅で最も多い。これらの利⽤者間の連携はあまり⾏われていない。

3-1 活性化に向けた施策案

  • D-Starレピーター利⽤者の利便性の向上
    設置場所移転問題の検討にあたり、現在よりもレピーターへのアクセスが容易になるよう、ビーコン感度チェックなどの事前調査をしっかり⾏う。最終的には「⽌まらないレピーター」の実現を⽬指す。
  • D-Starレピーター利⽤者を増やすための活動
    定期的なロールコール等を始めることにより、D-Star利⽤の習慣化、活⽤のための情報の共有を図ってゆきたい。⼭⼝県下のレピーターの利⽤者の⽅や管理者の⽅に連携の呼びかけをおこなってゆきたい。

<⽬標>

いつ誰がアクセスしても反応のある「⼭⼝430D-Starレピーター」を⽬指す。

⼭⼝県内レピーター利⽤者・管理者の⽅へ連携を呼びかけ、県内のアマチュア無線の活性化の⼀助としたい。

3-2 山口430D-star レピータービーコンテストについて

⼭⼝430D-STARレピーターホームページ

https://jp4yeg.site

3-3 山口430D-star レピータードネーション募集

⼊札形式でドネーションを募集します。詳しくはD-Star ブースまで

3-4 山口430D-star レピーター維持へのご協力のお願い

  • レピーター管理団体への参加募集について新年度以降のレピーター運⽤維持のためのランニングコストをレピーター利⽤者の⽅に広く浅くご協⼒をお願いできないかと考えております。
    この団体にご興味を持たれた⽅の総会・勉強会などへのご参加を募集いたします。
    来年4⽉に総会を予定しております。ご案内は、⼭⼝430D-starレピーターのホームページで⾏います。

⼭⼝430D-STARレピーターホームページ

https://jp4yeg.site